nawoki2007-03-28


日々の生活のひとつひとつを旅にたとえると、今はどのへんなんだろう。
ちなみにあいのりの旅は地球2周目が終了。


最近身近な人が仕事で異動したり、してきたり、辞めたり、辞めようとしたりで、
けっこう激しく変化している。
仕事はさながら旅のよう。
同じ場所をまわっているようで、実は変化していたり、別の道にそれていたり。
ゴールは定年なのかな。


深夜特急」を読んでいる。
主人公が日本からロンドンまでバスで旅する話だ。
アジア圏内での強烈な印象から一転、ヨーロッパに入ると情熱をなくす。
旅の終わりを感じつつ、喪失感にさいなまれる。
旅を感じる新鮮味を失い、いつか見た風景に自分が慣れてしまっている。
感じたいけど、感じられない。
人と触れ合うことでしか自分の存在を認識できないでいる。
自分の存在とはなんなのか。
悩みつつ地中海の船上、酒におぼれていく・・・。

 
 自分の存在はなんなのか。
感じていたものが感じられない。今はまさにそんな状況。
でも主人公は最後に
「Breeze is nice!」
という言葉を外国人と交わし、この巻を終わる。


 苦しんで、苦しんで最後に到達する気持ち。
「風が気持ちいいね」って感じかな。
悩みはつきないけれど、自然体ですごすしかないのかな。
何が正しくて、この先どうなるかもわからないけど、
ちょっと顔をあげてニコっとすれば、いいことあるかもしれないね。