ローレライ

終戦のローレライ(4) (講談社文庫)
読み終わった。
解説によると映像化ありきの作品だったらしく、
女性を中心に置くことで女性客の集客を狙ったらしい。
最初はガンダムのような特殊能力者の話かと思ったけど、案外筋を通してその時代背景を元にしてつじつまがあうような物語だった。
作品紹介を見ていたら、この作者の作品は全部読んでいた。
本当に読みやすくて、映画のような展開にいつも爽快な気分にさせてもらっている。
ぜひ映画も見に行ってみたいなぁ。
作品を通じて、感じられるのは日本に対する違和感。もっとがんばれよと言っているようだ。
「目に付くのは癒されたいばかりで、自分からはなにもしようとはしない大人たち・・・・それでも前に進まなければという本能的な渇望がある・・・。」
歴史もの、軍隊ものを通じて人はそれぞれ目指すものを見つけてがんばれと語りかけているように感じた。