破線のマリス

野沢尚もの。シナリオライターだけあって、ものすごくリアル。映画化もされているらしいので、見たいと思った。テレビの編集は作為的に作ろうと思えば、どうにでもなるという警告。それによって、映されたもの、受け手は様々な影響を受けておかしくなっていく。でも流してしまったものは戻らない。それを正当化しようと作り手もおかしくなっていく。でも結末がちょっとあっさりだったかな。もう一どんでん返しが欲しかった。なんとなく予想の範囲だった。トリックよりは心理の変化が面白い作品だったと思う。